『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』
2012年マイベストムービー「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」が、期間限定で再上映されると聞きつけ、これは行かないわけにはいかないと、遠路はるばる行ってまいりましたユナイテッド・シネマ豊洲まで。
去年のレビューはこちら→ヘルプ ~心がつなぐストーリー~
この時からわたし「ジェシカ・チャスティン好き」って言ってる。この映画で好きになったんだわ。
さすがに2回目はネタバレしてるので、最初ほど笑ったり泣いたりっていうのはなかったけど、やっぱりジーンと来るものがある。ほんの数十年前は肌の色が違うっていうだけで、ビクビクして過ごさなければならなかった時代。悲しいけれど、そういった差別は今でも残っています。なんでなんだろね。「黒人初の大統領」って騒がれること自体、おかしなことなんだよきっと。今までどうして白人ばっかりだったのかっていう方が不思議。
白人たちはみんな黒人メイドを雇っていて、ご飯作らせたり子供の面倒見させたりしてるのに、「病気が移るから」って同じトイレを使われるのだけは許さない。それってどういうこと?そんなことしてるから、ミニーにとんでもないもの入りのチョコパイとか食べさせられちゃうんだよ。それこそ病気移るっての(笑)。
アメリカ南部の田舎の裕福な家庭のお話なので、出てくるおうちとかがとってもステキ。特にとんでもないもの入りパイを食べさせられる、リーダー格のヒリーっていう女性のおうちは、キッチンがティファニーブルーで統一されていて、あの色に憧れるわたしとしてはうらやましい限りです。
1年前の映画だし、再上映されてることもあんまり知られてなかっただろうし、お客さんは4人しかいませんでした。Blu-ray買おうかなと思ってたけど、こうやって映画館で観るからいい映画なんじゃないかな、と改めて思った。いい映画は、客の数じゃ決まらない。光が当たらないものにだって、傑作はいっぱいあるのです。
もしまたいつかどこかで上映されることがあったら、絶対駆けつけたいなと思っています。
ということで、☆5つ。
ちなみに去年は8つ付けてました(5点満点だからね)。