マルティニークからの祈り

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『マルティニークからの祈り』

あらすじ

2004年10月、経済的に困窮する家族を救うためある荷物をフランスへ運んだ韓国人主婦ジョンヨン(チョン・ドヨン)は、オルリー空港で突然逮捕される。夫の友人から金の原石と聞かされていた荷物の正体は、何と麻薬だった。言葉も通じない異国の地でろくに弁解もできないまま、彼女は祖国から1万2,400キロも離れたマルティニークの刑務所に送られ・・・。

マルティニークからの祈り

どうして観ようと思ったんだっけ・・・・・。

2006年に韓国のドキュメンタリー番組で紹介された実話が基になっているそうです。基っていうか、ほぼノンフィクションなんじゃないかな。

一介の主婦がどうして麻薬なんて運ぶことになったかっていうそもそもの発端は、彼女の旦那が多額の借金を負ったから。友人の連帯保証人になったところ、その友人が自殺。全ての借金が旦那のところに来てしまったというわけ。それを知っている別の友人(たぶん組の人)に騙されて、ジョンヨンは麻薬を持ってフランスに行ってしまった次第です。

なぜフランス本国からカリブ海のマルティニークへ送還されたかというと、確かオルリー空港に入る前にどこかを経由していて、そこの管轄がフランス領マルティニークだったから、だと記憶しています。

騙されたとはいえ、麻薬を持って通関しようとしたことは事実だし、国によっては麻薬所持だけで死刑にされるところもあるからきれいな海のあるカリブ海に送還されただけで済んでラッキーじゃん、なんて思ってたら大間違い。言葉は通じないし、在フランス韓国大使館は全然仕事してくれないし、マルティニークにあったのは絶望だけです。それでもいつか必ず家族の元へ帰るんだという強い意志を持ち続けたジョンヨン。強い。彼女は強い。

栄養失調で瀕死の状態で、周りからもあの状況でどうやって生きていってるのかわからないと言われるほどの極限の中、ただ「家族に会いたい」っていう思いだけであそこまで頑張れるものなのかなあ。ましてやその状況になる元凶を作ったのは旦那なのに。

韓国にいた時はケンカばっかりしてたのに、離れてみてやっとわかるお互いの大切さ。なんだかんだ言って、愛し合ってるんだよねえ。そして「カリブ海」っていうのが物語の後半でかなり重要なキーワードになっていて、これで泣かされました。

マルティニークからの祈り
ということで、★★★★半/5
主役の女優さん、ほぼスッピンだったけどお化粧したらすっごくきれいなんだろうなー。

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