マイ・フェア・レディ

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マイ・フェア・レディ
『マイ・フェア・レディ』

あらすじ

ロンドンの下町。花を売り歩いていた女性イライザ(オードリー・ヘプバーン)は、通りすがりの言語学教授ヒギンズ(レックス・ハリソン)に言葉の訛りを指摘され、彼の提案で訛りの矯正と淑女になるための礼儀作法を教わることに。そして、ヒギンズの家に住み込みながら厳しい指導を受けるイライザ。彼女はやがて、上流階級の貴婦人として競馬場へ赴き、社交界に華々しくデビューする。ところが、淑女らしさにますます磨きをかけていたある日、ヒギンズの研究対象にされていたことを知り、ショックを受けたイライザは彼のもとを去ってしまう…。

マイ・フェア・レディ

スカパー映画部にご招待いただき、『マイ・フェア・レディ』のデジタルリマスター版の試写に行ってきました。

言わずと知れたオードリー・ヘプバーン主演のミュージカル映画の傑作ですが、今まで観たことがありませんでした。

ロンドンの下町で話される英語には「コックニー」と呼ばれるひどい訛りがあって、貧乏な花売り娘だったイライザはバリバリのコックニーを話しています。とにかくそれがたとえオードリー・ヘプバーンであったとしても、話している言葉があまりにも汚いとやっぱりそれなりに見えてしまうんですねー。話し方もきついし。字幕では乱暴な言葉遣いに訳されていたけど、向こうでもクイーンズイングリッシュに比べたらそういう風なとらえ方をされているのかな。実際にコックニーの人としゃべったこともあるけど、とにかく「t」を発音しない。例えば”water”なら「ウォーアー」みたいな発音になっちゃって、いたいけな留学生のわたしには何言ってるんだかさっぱりわかりませんでした。

そんなイライザを見かけた言語学者のヒギンズが、彼女を立派な淑女に仕立て上げようと家へ招き24時間体制で礼儀作法を叩き込みます。もちろんしゃべり方だけじゃなくて、立ち居振る舞いから何から何まで。最初は「こんなのやってらんねえや!」とか言っていたイライザですが、徐々に自分に磨きをかけ、最後にはそれはそれは麗しい女性へと変貌を遂げます。

マイ・フェア・レディ
そりゃ元がオードリーだからさ、磨けば光るに決まってるじゃん(笑)。オードリーが35歳くらいの時に撮られているんだけど、まだまだ少女のような可憐さが残っていて、このドレスを身にまとって登場した時には本当に息をのみました。

そしてヒギンズに伴われてパーティーに参加して、どっかの王子様みたいな人に見染められたりもするんだけど、もうこの時点でイライザはヒギンスが好きなんだよね、たぶん。それなのに自分はただの言語学の実験台だったと知ってしまい、ショックのあまりヒギンズの家から飛び出して以前の貧乏街へと舞い戻ってしまいます。でもね、あまりに美しくなり過ぎたイライザにかつての仲間たちは誰一人として気づいてくれないの。ここにも自分の居場所がないとわかったイライザ。はてさて、どうしましょう・・・。

ミュージカルと言いつつ、オードリーの歌は別の人の吹き替えだそうです。舞台版の「マイ・フェア・レディ」はジュリー・アンドリュースなんだよね。映画では必ず興収をあげられる女優を使おうってことでオードリーがイライザを演じたそうです。ちなみに同じ年にジュリー・アンドリュースはかの名作『メリー・ポピンズ』に主演し、見事アカデミー賞主演女優賞を獲得しています。

実はわたし、映画の後半の話をあんまりよく覚えていないのです。寝ていたからではありません。上映途中で映写トラブルが発生し、字幕が次へと進まなくなってしまったのです。どんなセリフを言ってもずーっと同じ字幕。そんな馬鹿な。当然ながら上映ストップ、客電がつけられて15分くらい明るいまま待たされました。

こうなってしまうと、わたしはもうダメです。せっかく映画の中に入り込んでいた集中が途切れて一気に興醒め。あとはもうどうでもよくなっちゃう。今までにも何度かこういったトラブルに遭遇したことはあります。一時中断してもなんとか復旧して最後まで上映したものもあれば、途中で打ち切られて劇場から追い出されたりしたことも(←この恨みは未だに晴れてないからな。返金もされなかったし)。人様より映画を映画館で観る回数が多いのでトラブル遭遇率が上がってしまうのも致し方ないことですが、本当にこういうのはやめてほしい。だいたいデジタルなのにどうして映像と字幕が別々に動くわけ?フィルムじゃあるまいし。そのトラブルに至った原因を説明してほしいわ。

ということで、/5
映画自体もものすごく面白いという内容ではなかったように思います・・・。

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