オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン(3~8回目)

スポンサーリンク

怒涛のように観まくった「オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン」。2週間で6回だからね。それでも観足りないと思いましたけれども。

映画の感想はこちらとかこちらを見ていただいて。

とにかくわたしはこの映画が好きすぎて好きすぎて、大変なことになっておりました。映画というよりも、ロンドンで観た「The Phantom of the Opera」というミュージカルそのものが大好きなんです。むしろそれこそが好きで、劇団四季も観てないし、ジェラルド・バトラー主演の映画も観ていない。

ほんとはこの25周年記念公演だって、観に行くつもりはなかった。どうせ生の舞台じゃないんだし、と思って。評判がいいのは知ってたけど、あえて観ようとは思わなかった。そんな時、Blu-ray試写会に呼んでいただく機会に恵まれた。

もう、観ちゃったら最後。ハマりまくりです。舞台を観るよりも役者たちの表情や繊細な動きがアップで見られるので、実はよりわかりやすかったりもするのです。去年の年末に観たのに、一気にその年のMyベストムービーへと駆け上がりました。

そんな映画がですよ、あのシネマツーの音響で観られるっていうんだから、行かないでどうするの。最初に「やる」っていうメルマガを見た時は、ほんとに顔がにやけて仕方なかったよ。その前に教えてくれてもよかったのにー!そんなような話をチラッとしたのにー!

で、結局5回観に行きました(2週間で6回、というのは、品川プリンスシネマにも1回観に行ったから)。すごかった。すごいとしかいいようがないですあの音は。そりゃそうだよ、この映画のために特別に音響調整してるんだもん。別にあそこがロイヤル・アルバート・ホールになったわけじゃないけれども、近い場所にはなってたはず。

その音響調整に立ち会った人が、「注目するポイントは息継ぎ」って教えてくれたんだけど、わたしはそんなものよりオーケストラの音が気になって仕方なかったです。学生のころ吹奏楽やってたんで。本格的なミュージカルは生オケ使ってるので、ところどころ間違えちゃったりもするんですよ。バレエ第三幕、せっかくのフルートソロ、失敗してるからね(笑)。

オケに合わせた照明の使い方、それに伴う音の振動がダイレクトに伝わってきて、生で舞台を観ているかのような錯覚。錯覚に過ぎないんだけど、少なくとも「普通の映画館ではない」臨場感はビシビシあった。

もともと音響がいいのが売りの映画館だから、わざわざ調整しなくたっていい音出せるんだろうけど、映写技師じゃなくてプロの音響家を呼んで調整したってことに意味があるわけでね。

正直言うと、スクリーンの大きさからいって迫力は品川プリンスシネマの方が上だったと思う。あそこもかなりいい音響だったし、雰囲気的にもシネツーcスタよりずっと合ってた。そういうのは、実際に足を運んで見てみないとわかんないと思うんだよね。観る人それぞれの基準があっていいと思うんだ。立川が好きな人もいれば、品川が好きな人もいる。いや、そりゃわたしも立川の音響は日本一だと思ってますよ。実際そうなんだろうし。品川のスクリーンと立川の音で上映したら、世界最強だと確信しますけどね(じゃIMAXでいいじゃんwww)。

この映画、一番残念なのは字幕に劇団四季用の歌詞を当てちゃってるところ。音楽に合うように思いっきりぶっ飛んだ日本語訳にしてるから、あの字幕を観ながら一緒に日本語で歌えてしまうのですよ。違うよ、ファントムもクリスティーヌもそんなこと歌ってない。もっと深いこと言ってるんだよ。Blu-rayの「日本語字幕2」っていうのを選ぶと、より詳しい字幕で観られるんだけど、それでも実は足りていません。これってある程度英語を聞き取れる人じゃないとわからないはずなの。それをまた、知ったかぶったように「あの字幕じゃすべて伝わってこないのがわかる」とか言っちゃってる人がいて。英語わからんくせに知ったようなこと言うな!とか思っちゃったりね。

好きな映画だからこそ、いろいろ調べちゃって余計な情報を耳に入れちゃって、ちょっと自己嫌悪。終わったことだから、仕方ないけど。

最初に観た時は少なかった観客も、回を重ねるごとにだんだんと増え、最終日はほぼ満席でした。それもクチコミで広がっていったおかげなんだよね、きっと。

上映権の関係から、再演は難しいそうです。たぶん、もう日本の映画館でかけるのが無理ってことなのかもしれない。せめてファントムの歌声だけでも映画館で聴けないかと、いろいろ企み中・・・。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


FXを学ぶ