大脱走

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大脱走
『大脱走』

あらすじ

第二次世界大戦下、ドイツのルフト第3空軍捕虜収容所。脱出不可能と言われたこの捕虜収容所から、脱出を試みる連合軍の将兵、ヒルツ(スティーヴ・マックィーン)、ヘンドレー(ジェームズ・ガーナー)、シリル(リチャード・アッテンボロー)らがいた。彼らの計画した脱出計画を基に、前代未聞の、総勢250名にも及ぶ集団脱走が実行されたが・・・。

大脱走

パピヨン』に続く、スティーヴ・マックィーンがまたもや脱走する映画「大脱走」@午前十時の映画祭。もう、脱走させたらこの人の右に出るものはいないね(笑)。

以下、ネタバレあり。

とにかく暑苦しい、男たちの映画。女性なんて1人も出てこなかったんじゃないかなぁ?通行人以外は。

名だたる名優たちが出演していますが、わたしが知ってるのってマックィーンとアッテンボローくらい。アッテンボローって誰?って思った人、ジュラシック・パークを作ったジョン・ハモンド、って言えばわかるかな?50年近くも前の映画なので、あまりにも若すぎてわたしにはオーソン・ウェルズに見えちゃったけど。

これ、『パピヨン』と同じく、実話なんです。集団で脱走することによって、その捕虜たちの捜索に借り出された兵士は7万人とも言われていて、そのせいでドイツ軍側は混乱をきたし、連合国軍側に戦局が有利に動いたのだとか。しかしすごいこと考えるよね。

そしてその脱走方法なのですが、ただひたすら、トンネル掘ります。掘って掘って、掘り続けます。そのトンネル掘りにまつわる話が前半のほとんどを占めている。うぅ、息苦しい。

大脱走
左のトンネル掘りの人、ちょっと照英に似てた

その他にもみんなきちんと役割分担されていて、物資を調達する人、脱走用の洋服を縫う人、見張りを買収して情報を盗み出す人などなど、観ていておもしろかった。

そして収容所の外の森まで掘り進んだつもりが、いざ脱走してみたら測量ミスで数メートル足りてなかった!っていうところから悲劇が始まるのね~。250名のうち、脱走できたのは70名前後。もちろん彼らには追っ手が迫り、捕まったうちの50人は処刑されてしまった。

ここからがマックィーンの見せ場でございます。盗んだバイクで逃げる逃げる。

大脱走

マックィーン自身がスタントもやってます。『ブリット』の時もそうだった。車だけじゃなくて、バイクもいけるのね。脱走するまではあんまり出番がなかったのに、思いっきり見せ場作ってもらっちゃって。いいなぁマックィーン(笑)。

大脱走
でもこのシーンだけは危ないので、本物のスタントさんです

うまく逃げ切れたのはほんの数人。マックィーンも捕まっちゃいました。独房に入れられます。でもね、「こいつ、またやるな」的な終わり方です。マックィーンほど独房が似合う人もいないと思うわ。『パピヨン』の時はそりゃもう悲惨だったけど、この映画に関しては「また戻ってきちゃったぜ」みたいなノリ。まるで次の脱走計画を立てるのを楽しんでいるかのような。

ということで、☆4つ。
テーマ曲は有名な「大脱走のマーチ」。観終わったらしばらく耳から離れません。

午前十時の映画祭 19/50本

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